元大関の把瑠都 いまだ稽古ゼロ 07年秋以来の十両場所

[ 2013年9月4日 06:00 ]

 大相撲の元大関で左膝を負傷して十両に陥落した把瑠都(28=尾上部屋)が秋場所(15日初日、両国国技館)まで2週間を切っても稽古ができない状態であることが判明した。

 番付発表後初稽古となった3日、東京都大田区の尾上部屋に姿を見せず、午後の力士会も欠席。部屋関係者によると番付発表前も稽古場には来ておらず、07年秋場所以来の十両場所に向けて不安を抱えていることが浮き彫りとなった。

 把瑠都は関脇だった5月の夏場所に左膝を痛めて途中休場。東前頭6枚目で迎えた7月の名古屋場所も全休し、秋場所は東十両3枚目まで番付を下げた。大関経験者が十両で相撲を取るのは大受(現朝日山親方)、雅山(現二子山親方)に次ぎ3人目となるが師匠の尾上親方(元小結・浜ノ嶋)は「治療中です。まずはケガを治すこと」と話し、秋場所の出場についても明言しなかった。

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2013年9月4日のニュース