日本アメフット協会 気温35度なら試合せず 

[ 2013年9月3日 19:47 ]

 大阪府豊中市の箕面自由学園高アメリカンフットボール部の男子生徒(17)が8月、練習試合中に熱中症で倒れ死亡した事故を受け、日本アメリカンフットボール協会(東京都)は3日までに、気温35度以上では試合をしないなど再発防止策をまとめた。

 協会役員や医師らでつくる緊急対策本部が8月29日付で加盟団体に通知。社会人や大学、高校などの各リーグ戦で、試合前の会場の気温が35度以上か、湿度や気温などから算出する熱中症予防の指標「WBGT(湿球黒球温度)」が31度以上の場合、試合をしないよう提言している。

 チームごとにベンチで健康状態を管理する専任スタッフを置くなどの対策も盛り込んだ。

 男子生徒は8月8日、京都府宇治市であった練習試合に出場。午前11時20分ごろに倒れ、2日後に死亡した。気象庁によると、試合会場に近い京都府京田辺市では8日午前11時に32・1度が観測された。

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2013年9月3日のニュース