葛西 最年長V!4年ぶり2勝目「41歳で優勝できてうれしい」

[ 2013年8月25日 06:00 ]

表彰式で同点優勝のヤルネイ・ダミャン(左)とメダルを重ねる葛西紀明

 ノルディックスキーGPジャンプ白馬大会最終日は24日、長野県白馬村で男子個人第6戦(HS131メートル、K点120メートル)が行われ、葛西紀明(41=土屋ホーム)とヤルネイ・ダミャン(スロベニア)がともに261・2点で同点優勝した。125・5メートル、129・5メートルを飛んだ41歳の葛西は4年ぶりのGP2勝目で、最年長優勝。竹内択(26=北野建設)は247・9点で10位、伊東大貴(27=雪印メグミルク)は41位だった。

 ジャンプ界の中年の星だ。41歳の葛西はGP最年長での優勝を決めるとガッツポーズを見せた。「41歳で優勝できてうれしい。ただ自分のジャンプをすることを心がけました」と笑顔で話した。

 5位に終わった前日の第5戦後に「タイミングが合えば優勝できる」と話していた通り、見事に修正。1本目から勢いよく高く舞い上がって125・5メートルをマークして2位につけると、2本目では129・5メートルの大ジャンプを見せて逆転だ。2回目に130・0メートルを飛んだダミャンと同点で4年ぶりのGP2勝目を挙げた葛西は「まさか逆転できるとは。2本目は良い攻めができました」と振り返った。来年2月にはソチ五輪が待っている。「うれしいけど、今回は(オーストリア勢など)世界のトップ選手がいない。次はみんながいる中で勝ちたい」。闘争心はまだまだ衰えを知らない様子だった。

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2013年8月25日のニュース