福士、笑顔の帰国 マラソンは「おなかいっぱい。もうやらない」

[ 2013年8月15日 10:15 ]

モスクワから帰国し、銅メダルを掲げる福士加代子

 陸上の世界選手権女子マラソンで銅メダルに輝いた福士加代子(ワコール)が15日、開催地のモスクワから関西空港に帰国し「これから余韻に浸れるかな」と満面に笑みを浮かべた。

 トラックでは4度出場したが、初めてマラソン代表として臨んで念願のメダルを獲得。空港到着口ではお盆休みの旅行客らから拍手で祝福され「メダルってすごいな。ご先祖様に報告します」と笑顔が絶えなかった。

 今後のマラソンについては「気が変わるかもしれないが、おなかいっぱい。もうやらない」と表現。しばらくは休み、12月の全日本実業団対抗女子駅伝に照準を合わせる考えを示した。

 4位の木崎良子(ダイハツ)と途中棄権した野口みずき(シスメックス)は成田空港に帰国。木崎は「最低限の目標は達成できたが、3位と4位の差は大きい」とメダルを逃した悔しさを語った。次のマラソン出場が未定で「まずは駅伝でチームのみんなと走れる準備をしたい」と話した。野口は現役続行を明言しており「諦めずに頑張るだけ」と意欲を見せた。

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