「負けたくない気持ちあった」弟の付け人から奮起

[ 2013年7月24日 11:46 ]

十両昇進が決まり、弟の千代鳳(右)とポーズをとる千代丸。中央は九重親方

大相撲秋場所番付編成会議

 同じ九重部屋の弟、十両千代鳳との史上17組目の兄弟関取を決めた千代丸は24日、名古屋市東区の部屋宿舎で記者会見し「弟が先に上がって、焦りも負けたくないという気持ちもあった。夢の第一歩がかなった」と笑みを広げた。

 1学年下の弟は昨年春場所で十両に昇進し、ことし夏場所に新入幕。兄に弟の付け人を命じた師匠の九重親方(元横綱千代の富士)は「自分から稽古をやろうとしない。弟がいたから上がれた」と語った。

 初土俵から約6年。千代丸は「もっと押し相撲に磨きを掛けたい。2人で幕内に上がりたい」と意欲を見せた。千代鳳は「来場所が楽しみ。優勝決定戦ができるなら、そういう思い出を残しておきたい」と喜んでいた。

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2013年7月24日のニュース