橋本聖子氏 女性初の選手強化本部長に就任決定

[ 2013年6月29日 06:00 ]

JOC理事に就任し、ポーズをとる山下氏と高橋氏

 日本オリンピック委員会(JOC)は28日、都内で理事会を開き、前日の評議員会で選出された理事30人の職制などを決めた。竹田恒和会長(65)は留任し、青木剛氏(66)が新専務理事に就任。橋本聖子氏(48)が女性初の選手強化本部長に就任した。

 また、選手の環境整備を担う新設のアントラージュ専門部会の部会長には新任の山下泰裕氏(56)を選出。理事会冒頭で一連の柔道界の不祥事について陳謝した山下氏は「やりがいのある仕事。柔道界を変えることができたら他のスポーツにも応用できる」と前向きに話した。30人の理事の中で最年少の高橋尚子氏(41)はアスリート専門部会の副部会長となり「なるべく多くの選手と話して、選手のお姉さんのような存在になれれば」と決意を新たにした。

 ≪橋本氏 責任感ひしひし≫女性で初めて選手強化のトップに就いた橋本常務理事は理事会後に「来年にはソチ五輪が控える。ものすごく責任がある」と決意を語った。日本スケート連盟と日本自転車競技連盟の会長を務めるリーダーシップとともに、参院議員として行政とのパイプ役が期待される。夏冬計7度の五輪出場経験がある橋本氏を竹田会長は「強化の現場や行くべき方向を一番よく知っている」と評価。JOCでは副本部長4人を置き、多忙な本部長をサポートする。

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2013年6月29日のニュース