大砂嵐は「面白い存在」 振分親方“新鋭”を絶賛

[ 2013年6月29日 06:00 ]

ぶつかり稽古で振分親方(右)の胸を借りた大砂嵐

 エジプト初の関取で新十両の大砂嵐(21=大嶽部屋)が28日、振分親方(元小結・高見盛)から太鼓判を押された。

 名古屋場所(7月7日初日、愛知県体育館)の番付発表後初めての出稽古で愛知県稲沢市の東関部屋を訪れ、幕下の飛翔富士や白虎、高世らと31番で全勝と貫禄を見せつけた。ぶつかり稽古では振分親方の胸を借り、汗を流した。

 「良かった。(振分)親方に胸を出してもらえていい稽古ができた」。部屋ではケガ人が多いため、場所へ向けての本格的な稽古ができたのはこの日からとあって納得顔だ。

 振分親方は「脇が甘くてまだまだなところもあるが、突き押しの力は強いし、性格も素直。面白い存在になる」と自身とは全く違うキャラクターの新鋭を評価した。今月の残り2日間は部屋で稽古を行い、7月1日から再び東関部屋に出稽古する予定。名古屋場所3日目の7月9日からイスラム教の断食月ラマダンとなるが、初の十両での勝ち越しを目指し、懸命に調整を続けていく。

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2013年6月29日のニュース