ラグビー女子代表愛称は「サクラフィフティーン」「セブンズ」

[ 2013年6月19日 06:00 ]

ラグビー女子日本代表の愛称を発表し笑顔でガッツポーズをする(前列左から)鈴木彩香、中村知春、鈴木実沙紀、辻本つかさ(後列同)藤崎朱里、横尾千里、山口真理恵、山本さやか、岡田真実、アンジェラ

 日本ラグビー協会は18日、東京都港区の明治記念館で会見を行い、女子日本代表の愛称として15人制を「サクラフィフティーン」、7人制代表を「サクラセブンズ」とすることを発表した。愛称は今年2月から公募。2365通の応募作品の中から、現役選手も参加した選考委員会で決めた。

 「サクラ」は日本代表のエンブレムで、いわば日本ラグビーのシンボル。すでにホッケー女子日本代表が「さくらジャパン」の愛称を使用していたため、チーム別に愛称を分けることで差別化を図った。7人制代表の中村知春主将(24=PHOENIX)は「世界と戦うのにともに成長していけるか、自分たちの大切にしている思いが乗っているか、という2つの条件を満たしたのが今回の愛称だった」と話し、15人制代表の鈴木実沙紀主将(20=関東学院大)も「過去にサクラをつけて戦った先輩たちの思いも背負って戦いたい」と決意を新たにした。

 16年リオデジャネイロ五輪で正式競技入りする7人制ラグビーで、日本は目覚ましい進歩を遂げている。3月に中国で行われたワールドシリーズではアジア最強とされる中国を14―10で撃破し優勝。今月28日からモスクワで開催されるW杯でも活躍が期待される。中村主将は「桜は一輪一輪は小さいけど、幹になると人の心を動かす力になる。まずはモスクワでサクラを咲かせたい」と意気込む。

 一方、15人制は今秋、W杯アジア予選が開催される予定(期間、開催地未定)。06年、10年大会はともにカザフスタンの壁を破れなかったが、鈴木主将は「この愛称が浸透するように、精進していきたい」と3大会ぶりの出場に闘志を見せた。

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2013年6月19日のニュース