川内 同じ大会でまた…トップでゴールも熱中症で病院に搬送

[ 2013年6月17日 06:00 ]

ゴール後すぐに担架で救護所へ運ばれた川内

 陸上男子マラソンの世界選手権(8月、モスクワ)代表の川内優輝(26=埼玉県庁)は16日、島根・隠岐の島で「隠岐の島ウルトラマラソン」50キロの部にゲストランナーとして出場。2時間57分28秒のトップでゴールしたが、熱中症による脱水症状で病院に搬送された。

 天を仰ぎながらゴールテープを切ると、四つんばいに倒れた。うわごとのように「水、水…」と繰り返す。バケツで水をかけられ担架で救護所へ。けいれんを起こしたふくらはぎをマッサージされると「イターッ!イタタタッ!」と絶叫し酸素吸入器をつけ車で近くの病院に運ばれた。それでも点滴治療で回復し入院はしなかった。この日は最高気温が25・6度だったものの、湿度が85~90%と高く脱水状態になりやすい状況だった。川内は11年世界選手権前もステップレースにこの大会を選び、同じく熱中症でゴール手前で倒れ病院にかつぎ込まれている。

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