真央 有終金メダルへタラソワ氏7月下旬来日指導

[ 2013年6月17日 06:00 ]

特注のパジャマ姿でポーズをとる浅田真央

 有終金メダルへ、名振付師が一肌脱ぐ。フィギュアスケート女子の浅田真央(22=中京大)がソチ五輪シーズンで使用するフリー「ピアノ協奏曲第2番」(ラフマニノフ作曲)の振り付けを手がけたタチアナ・タラソワ氏(66=ロシア)が、7月下旬に来日することが16日、分かった。

 浅田は5月に振り付けを完了しているが、関係者は「(フリーを)ブラッシュアップするために来てくれる。1週間くらい滞在する予定」と説明。2人は09~10年シーズンを最後に師弟関係を解消したものの、タラソワ氏は「私はマオの熱狂的なファン」と言うように浅田のスケートにほれ込んでいる。フィギュア界の重鎮の同氏が、一スケーターのために他国に足を運ぶのは異例だ。

(「来季限り」不変/) 浅田は都内で健康医療機器メーカーの新製品発表会に出席。「ソチで引退するのか」と聞かれると、「はい」とあらためて来季限りでの現役引退を明言した。「自分が思い描いている演技を、皆さんにお見せできればいい」。タラソワ氏の力を借りて世界の頂へ突き進む。

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2013年6月17日のニュース