川内 トップでゴールも病院へ「水、水 痛い、痛い」

[ 2013年6月16日 20:58 ]

隠岐の島ウルトラマラソンで、ゴール直後に倒れ込んだ川内優輝

 陸上の世界選手権(8月・モスクワ)男子マラソン代表の川内優輝(埼玉県庁)が16日、島根県隠岐の島町で行われた隠岐の島ウルトラマラソンの50キロの部に出場し、2時間57分28秒のトップでゴールした。招待参加のため優勝扱いされず、一般参加で優勝した昨年に出した大会記録2時間51分45秒からも遅れた。

 川内はゴール直後に倒れ込み、大会関係者の車で病院に運ばれた。大会事務局などによると、熱中症で軽い脱水症状を起こし、病院で点滴を受けた後に離れた。ゴール後は苦しい表情で周囲に「水、水」と訴え、救護テントではけいれんを起こした脚について「痛い、痛い」と絶叫していた。

 レースは起伏に富んだコースで午前11時半スタート。午後2時には気温24・7度、湿度85%と蒸し暑い中で争われた。川内はこの大会で一昨年もレース中に熱中症になって倒れた。

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2013年6月16日のニュース