日本代表歴史的勝利に松尾雄治さん「個の力がレベルアップ」

[ 2013年6月15日 19:22 ]

<日本・ウェールズ>後半19分、ブロードハーストがトライ
Photo By スポニチ

テストマッチ 日本代表23―8ウェールズ代表

(6月15日 東京・秩父宮ラグビー場)
 ラグビーの日本代表が15日、ウェールズ代表に初勝利を挙げ、多くのファンで埋まった東京・秩父宮ラグビー場は沸いた。観客数は実数発表となった2004年以降の日本代表戦では最多の2万1062人。試合終了の瞬間にはファンやOB、関係者が立ち上がって拍手、喝采を送った。

 1983年に敵地でウェールズ代表を24―29と追い詰めたときの日本代表主将だった松尾雄治さん(59)は「外国(出身)選手に頼ることなく、一人一人が強くなった。われわれの時代はチームありきだった。(今は)個の力がかなりレベルアップしている」と絶賛。今後に向け「すごく楽しみ。勇気が湧いた」と語った。

 64歳までラグビーを続けたという東京都世田谷区の小林天心さん(68)は「期待通りに勝ってくれた。次につながる試合だと思う。大きな一歩」と目を細めた。高校でラグビー部に所属する里川健太さん(15)は「すごい。どんどん強豪に勝って(日本でワールドカップが開催される)2019年に向けて盛り上がってくれたら」と喜んだ。

 ▼元日本代表で国際ラグビーボードの殿堂入りした坂田好弘・関西協会会長の話 強い日本を見せてくれた。ウェールズに勝つというのはすごいこと。ファンに誇りを持たせてくれる試合だった。

続きを表示

2013年6月15日のニュース