井戸木 シニア最少スコア61で首位発進

[ 2013年6月15日 06:00 ]

第1日、1イーグル、9バーディーの61でシニアツアーの18ホール最少記録を更新した井戸木鴻樹

男子ゴルフシニアツアー・スターツ・シニア第1日

(6月14日 茨城県笠間市 スターツ笠間ゴルフ倶楽部=6936ヤード、パー72)
 5月の全米プロシニア選手権を制した井戸木鴻樹(51=小野東洋GC)が1イーグル、9バーディーの61をマークし、首位に立った。61は91年以降のシニアツアーの18ホール最少スコアを更新した。4打差の2位に東聡(52=フリー)と牛山正則(51=京葉CC)がつけた。

 メジャー王者が国内でも記録を打ち立てた。61は、三好隆らの62を1打更新するシニアツアーにおける最少スコア。井戸木は「全米プロシニアの時と同じように平常心でプレーできた」と笑顔で振り返った。509ヤードの2番パー5でグリーンエッジ7ヤードからチップインでイーグルを奪うと、そこから井戸木の独壇場と化した。続く3、4番で連続バーディー。6アンダーで前半を終えると、その後もスコアを伸ばし、最後も連続バーディーで締めくくった。

 好調の要因はパット。もともとパッティングは苦手で、上から押さえつけるように打っていたが、オフに小野東洋で友人と回った時に指摘を受けた。そこから意識してパッティングストロークの改善に取り組み「今まで失敗していたショートパットにミスがほとんどなくなってきた」と手応えをつかんだ。61は自己ベストも更新したとあって、今季国内ツアー初勝利へ最高のスタートを切った。井戸木は「まだ2日間あるので、きょうみたいなプレーが最後まで続けられるようにしたい」と意気込みを語った。

 ▽第1日成績
(1)井戸木鴻樹 61(30、31)
(2)東 聡 65(32、33)
(2)牛山 正則 65(33、32)
(4)室田  淳 66(35、31)
(4)奥田 靖己 66(33、33)
(6)清水 洋一 67(33、34)
(6)白浜 育男 67(33、34)
(8)ルアンキット 68(35、33)
(8)中西 信正 68(33、35)
(8)湯原 信光 68(35、33)
(8)海老原清治 68(34、34)
………<以下主な選手>………
(12)倉本 昌弘 69(36、33)
(12)中嶋 常幸 69(36、33)
(12)尾崎 直道 69(33、36)
(22)芹沢 信雄 70(36、34)
(33)加瀬 秀樹 71(34、37)
(33)飯合  肇 71(34、37)
(50)尾崎 健夫 73(37、36)

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