全柔連 暴力根絶案承認も女性理事人選は持ち越し

[ 2013年6月11日 19:35 ]

 全日本柔道連盟(全柔連)は11日、東京都文京区の講道館で理事会を開き、柔道界の暴力根絶に向けたガイドラインや今後の工程表などを承認した。山下泰裕理事が責任者を務める「暴力の根絶プロジェクト」が提出した。

 女子日本代表15人による告発で表面化した前指導陣の暴力指導問題を受けて全柔連が設けた第三者委員会から、再発防止のための指導指針策定が求められていた。

 全柔連初となる女性理事については複数を登用することを決めたが、人選は持ち越した。外部有識者を交えた常務理事会の設置を決定し、代表選考の透明化や代表監督の選考方法などについても協議した。

 一連の不祥事について内閣府の公益認定等委員会に出した報告書の内容が不十分だとして、異例の再提出を求められた問題については、24日に臨時理事会を開いて再検討すると決めた。

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2013年6月11日のニュース