ジョコビッチ3年連続4強 初制覇へ貫禄、次戦はナダル

[ 2013年6月7日 06:00 ]

全仏オープン第11日

(6月5日 パリ・ローランギャロス)
 男子シングルスで初優勝を目指す第1シードのノバク・ジョコビッチ(26=セルビア)が準々決勝で第12シードのトミー・ハース(35=ドイツ)を6―3、7―6、7―5で下し、3年連続の4強入りを果たした。2度目の4連覇を狙う第3シードのラファエル・ナダル(27=スペイン)は第9シードのスタニスラス・ワウリンカ(28=スイス)に6―2、6―3、6―1で快勝した。

 縦横無尽に赤土を駆け巡ったジョコビッチがベテランのハースをストレートで沈めた。「長時間の試合にならなかったことに満足している」。余力を残しての4強入りに自然と笑みがこぼれた。

 豊富な運動量を示す数字がネット際で奪ったポイント。22点でハースの2点を圧倒した。正確なショットも光った。第1セットを奪って迎えた第2セットのタイブレークは強打で7―5と振り切った。第3セットは5―5から2ゲームを連取し、ウイナーは相手の倍以上の46本を数えた。

 次は昨年の決勝で敗れたナダル戦。組み合わせ抽選直後から、この準決勝が「事実上の決勝」と言われてきた。4大大会でまだ制していないのは全仏だけ。大一番を前に「何も変えず、いつもと同じように挑む」と平常心を強調した。

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2013年6月7日のニュース