藍「我慢」で初メジャーだ!第1日は中止、最終日に2ラウンド

[ 2013年6月7日 06:00 ]

 女子ゴルフの今季メジャー第2戦、全米女子プロ選手権は6日、米ニューヨーク州ピッツフォードのローカストヒルCCで第1ラウンドを行う予定だったが、雨のため中止、7日に順延となった。大会は3日間で計72ホールを消化する日程に変更され、9日の最終日に36ホールを実施する予定。日本からは宮里藍(27=サントリー)をはじめ、宮里美香(23=NTTぷらら)、上田桃子(26=フリー)、上原彩子(29=モスフードサービス)、有村智恵(25=日本ヒューレット・パッカード)、片平光紀(23=フリー)が参戦するが、いきなり水を差された。

 朝から気温が上がらず、雲が垂れ込めていた。そして、雨のため中止。日本女子36年ぶり2度目のメジャー制覇を狙う宮里も出はなをくじかれた。日本女子のメジャー制覇は77年全米女子プロの樋口久子だけ。宮里は「出るからには優勝を狙う気持ちは常にある」と熱い決意を示していた。

 メジャー仕様の厳しいセッティングが待ち受ける。狭いフェアウエーを外すと長く重いラフに入り、バーディーの可能性は一気にしぼむ。飛距離よりもショットの精度が要求される難コースだが、それは宮里向きとも言える。「凄く好きなコースの一つ」と話すように、10年は3位、昨年は6位に入っており、相性はいい。最近はパットに苦しんでいたが、「いいストロークができれば、そこまで大きなミスにはならない」と好感触をつかんでいる。大舞台を前に「メジャーは基本我慢。ミスを少なくして、フェアウエーに打っていくのが大事」と話した宮里は辛抱強いゴルフで栄冠を目指す。

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2013年6月7日のニュース