パーク24の吉田監督 11年ぶり柔道大会へ練習

[ 2013年6月3日 17:12 ]

 柔道の全日本実業団体対抗大会(15、16日・岡山県体育館)で男子3部に選手として出場するパーク24の吉田秀彦監督(43)が3日、東京都内の道場で11年ぶりとなる柔道の実戦に向けた練習を報道陣に公開し、教え子らとの乱取りや打ち込みなどで汗を流した。

 1992年バルセロナ五輪金メダリストの同監督は得意とした内股を披露する一方、すぐに息が上がるなどスタミナの不安をのぞかせた。実戦復帰を決めた理由を「柔道界は暗い話題ばかり。少しでも明るい話題を提供できればと思った。がむしゃらに頑張る自分の姿を見てもらいたい」と真剣な表情で説明した。

 本格的な練習再開は約1カ月前からで「柔道って難しい。昔はできたのにと歯がゆさばかりだ」と苦笑いを浮かべた。

 2002年4月の全日本選手権を最後に総合格闘家へ転向し、10年4月に引退。11年にパーク24柔道部の監督に就任し、ロンドン五輪男子66キロ級で銅メダルを獲得した海老沼匡らを指導している。パーク24は全日本実業団体対抗大会の男子1部、2部にも出場する。

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2013年6月3日のニュース