伊達 女子複快勝発進!パラサントンハと息ぴったり

[ 2013年5月31日 06:00 ]

女子ダブルスで2回戦進出を決めたクルム伊達(奥)、パラサントンハ組

全仏オープン第4日

(5月29日 ローランギャロス)
 女子ダブルス1回戦で、クルム伊達公子(42=エステティックTBC)が、アランチャ・パラサントンハ(30=スペイン)とのペアで2回戦進出を決めた。クリスティナ・マクヘール(21=米国)、タミラ・パシェク(22=オーストリア)組を6―4、6―3で破った。1月の全豪オープンでは3回戦まで進んだ相棒と再び挑むグランドスラム。2回戦ではシングルスで敗れたサマンサ・ストーサー(29=オーストラリア)と再戦する。

 最後も狙い通りのポイントだった。パラサントンハの強烈なサーブ。そして相手のリターンを伊達がすかさずボレーで決めた。「彼女のいいサーブが入った時は、長いラリーではなくいかに次のボールで仕留めるか」。小雨に打たれながらも集中を切らさず6―4、6―3でストレート勝ちした。1月の全豪オープンでは同ペアで3回戦まで進んだ。1メートル75と長身のパラサントンハに自らの短所を補ってもらいながら、「自分のダブルスの戦い方が見えてきた。それも彼女のおかげ」と伊達は感謝する。今季は相棒を替えながらすでにダブルスで3勝。そして、今大会は再びパラサントンハと上位を狙う。2回戦の相手はシングルスで敗れたストーサーと、スキアボーネの強豪ペア。「簡単ではないけど、チャンスは必ず見いだせる」と自信をのぞかせた。

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2013年5月31日のニュース