レスリング五輪存続へ改革…不評“抽選”廃止

[ 2013年5月19日 06:00 ]

 20年夏季五輪での実施競技存続を目指す国際レスリング連盟(FILA)は18日、モスクワで臨時総会を開き、憲章改定やルール改正などの改革策を決めた。

 最低1人の女性副会長を置くことを憲章で定め、競技の公正さを欠くと不評だった抽選による攻撃権決定を廃止した。競技ルールは1ピリオド(P)2分の3P制から、1P3分の計2Pで合計ポイントを争う方式に変更した。国際オリンピック委員会(IOC)に改革をアピールするためなるべく早く導入し、9月の世界選手権(ブダペスト)でも適用を目指す。

 これを受け、日本レスリング協会も全日本選抜選手権(6月15、16日、代々木第2体育館)を1ピリオド(P)3分の計2Pで行い、合計ポイントを争う新ルールで実施すると発表。タックルなどで相手を倒すテイクダウンの得点が1から2に増え、マットから押し出しての1点などと区別する。

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2013年5月19日のニュース