寺川「今の自分には上出来」貫禄5連覇

[ 2013年4月13日 06:00 ]

女子100メートル背泳ぎで優勝し、表彰台で笑顔を見せる寺川綾

競泳 日本選手権第2日

(4月12日 新潟県長岡市・ダイエープロビスフェニックスプール)
 同門の萩野に負けじと、女子背泳ぎの寺川も貫禄の泳ぎを見せた。100メートルでは代表選考会となった11年大会を含めて5連覇。自身の持つ日本記録に0秒01及ばず「あーあ、って感じ」と残念な表情も見せたが、「今の自分にとっては上出来」と喜んだ。

 銅メダルを獲得したロンドン五輪後に約3カ月の休養を挟んで現役続行を決意。2月の日本短水路選手権では50メートルで日本記録を更新するなど、28歳を迎えても限界は見えていない。平井コーチは「北島のように、どうやったら記録が出るか体得した雰囲気がある」と目を細め、「まだまだ伸びる要素はある」と期待を込めた。自身が泳いだ直後に萩野が背泳ぎで勝ったのを見た寺川は「さすがですね。ヤバい!」と声を上げて喜んだ。世界選手権を見据え、「日本のトップであるだけでなく世界のトップを狙いたい」と弟弟子の活躍にさらに刺激を受けていた。

 ▼女子50メートル平泳ぎ・鈴木聡美 200メートルへの手応えをつかめた。(前日の100メートルに続いての優勝に笑顔)

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2013年4月13日のニュース