日本スポーツ振興センター 全柔連への助成金保留決定

[ 2013年4月13日 06:00 ]

 日本スポーツ振興センター(JSC)は都内で助成審査委員会を開き、指導者向けの助成金の不正受給の可能性が浮上している全日本柔道連盟(全柔連)について、第三者委員会の調査結果が出るまで組織と指導者に対する今年度の助成金を保留することを正式に決めた。全柔連への助成金は約1億1000万円が予定されており、全柔連の年間予算の約1割に当たる。選手への助成は続ける予定という。

 JSCの河野一郎理事長は「(指導者への助成の)仕組みなどを再検討せざるを得ない」とした上で、第三者委員会の調査結果次第では全柔連に対する助成の停止も示唆した。これを受けて、全柔連の上村春樹会長は「(助成金を)保留されるような事態を申し訳なく思う。(助成対象事業は)ジュニア強化がメーンだが、これを止めるわけにはいかない。予算をやりくりしても事業は最優先で行いたい」と話した。

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2013年4月13日のニュース