混乱続いた違反騒動 小林会長 同伴競技者にも違反指摘求める

[ 2013年3月31日 20:12 ]

アクサ・レディース最終日

(3月31日 宮崎県UMKCC=6470ヤード、パー72)
 第2日に堀が自己申告した規則違反への裁定をめぐって、この日のスタート前にも選手間で協議が行われるなど、騒動は続いた。

 規則文書の不手際でペナルティーなし、というややグレーな裁定に一部選手から不満の声も挙がった。日本女子プロゴルフ協会の小林浩美会長は、違反発覚前にも多くの選手からルールの説明を求める声があったことから、情報の伝え方に問題があったとした一方、同伴競技者にも違反を指摘する役割を果たすことを求めた。

 問題となったのは、グリーン以外で泥などを拭くため、球を拾い上げた際の処置に関する追加特別競技規則。ここに「元の位置に戻す」と明記されていなかったため、堀は球を動かして置く「プリファードライ」と勘違い。誤所からのプレーと過少申告で失格もありえる状況だったが、競技委員会は「誤解を招く文章」を理由に無罰とし、堀は処分なしとなった。

 また、堀は競技関係者から「プリファードライ」との説明があったと認識しているが、再調査について会長は「証拠がないし、動けない。一人だけの問題ではない」と述べるにとどまった。

続きを表示

2013年3月31日のニュース