新選手会長勇太2位浮上「せっかくなので優勝狙う」

[ 2013年3月31日 06:00 ]

第3ラウンド、通算14アンダーで2位の池田勇太。18番を終え、ギャラリーの声援に応える

男子ゴルフツアーインドネシア・プロ選手権第3日

(3月30日 インドネシア・ジャカルタ エメラルダGC(7198ヤード、パー72)
 10位から出た池田勇太(27=日清食品)がノーボギーの67をマーク。通算14アンダーで武藤俊憲(35=赤城CC)ら5人と並び首位と1打差の2位につけた。新選手会長として初優勝を目指し、スポンサー獲得に弾みをつける。前日5位の横尾要(40=EH)が67で回り通算15アンダーで単独首位に立った。

 リーダーボードがない会場でライバルを気にせず自らのプレーに集中した。池田はボギーなしでスコアを5つ伸ばし「よく頑張ったよ」と納得の表情で汗をぬぐった。

 好調なショットと小技が光った。8番ではカップまで約20ヤードの寄せを直接入れてのバーディー。10、11番では第2打をそれぞれピンまで2メートル、1メートルにつけ、連続バーディーを奪った。3日間でボギーはわずか2つ。堅実に順位を上げてきた。

 1月に選手会長に就任。来季以降の新規トーナメント開催を目指し、営業活動にも力を入れる。今大会の前夜祭では大手ゼネコンの大林組の現地法人「JAYA大林」の社長と会食。「日本人が応援してくれるのはありがたい」とファンの席も丁寧に回った。

 通算11勝目を狙える絶好の位置に「せっかくなので優勝を狙わせていただきます」と宣言した。もちろん勝利の先には新たなスポンサー獲得の期待も膨らませている。

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2013年3月31日のニュース