「スマイルジャパン」新ロゴで強化費捻出!メダル獲りだ

[ 2013年3月29日 06:00 ]

「スマイルジャパン」に愛称が決まり満面の笑みを浮かべるアイスホッケー女子日本チームの選手たち

 ソチ五輪出場を決めたアイスホッケー女子日本代表の愛称が「SMILE JAPAN(スマイルジャパン)」に正式決定した。日本アイスホッケー連盟が28日に発表した。スティックとパックで描いたスマイルのロゴマークも同時に公表され、グッズの販売も計画中。新ロゴでさらなる注目度アップと五輪への強化費を捻出する。

 愛称と同時に可愛らしいロゴマークもお披露目された。濃いピンクの円に、アイスホッケーのスティックとパックでスマイルマークが描き出されたデザイン。デザイナーに依頼して作製したもので、奥住恒二会長は「グッズも作りたい」と新たなプランも明かした。グッズ販売の売り上げは強化費の一部とすることも視野に入れており、大舞台でのメダル獲得への一助としたい考えだ。

 女子日本代表は2月の五輪最終予選で出場権を獲得した。「笑顔をモットーにアイスホッケーを楽しんでできて、最高の結果を残せた。(希望していた)この愛称に決まってうれしく思う」と大沢主将。チームにプレーを楽しむことを根付かせたカナダ人でトリノ、バンクーバー五輪金メダリストのマクラウド・カーラ・コーチは「バンクーバーで金メダルを獲ったときに笑顔でやろうと決めた。楽しめば全てうまくいく。シンプルなコンセプト」と説明した。愛称は既に商標登録を申請している。

 4月7日からはトップディビジョン入りを懸けた世界選手権ディビジョン1(2部相当)が始まる。この大会はソチ五輪に向けた強化だけではなく、18年平(ピョン)昌(チャン)五輪の代表選考にもつながっている。この日は東京都高校選抜(男子)と対戦し、0―2で敗れた。飯塚監督は「最終予選と比べて50%くらいの出来だった。優勝を目指してスコアリングの精度を上げていきたい」と先を見据えた。

 “五輪効果”で、連盟の協賛社は4月から太陽生命、プリンスホテル、王子ネピアの3社が加わり7社になる。29日にはプロ野球の西武―日本ハム(西武ドーム)の始球式に登場するなど、知名度は確実にアップしている。目標は1年後の晴れ舞台で最高の笑顔を見せること。スマイルジャパンがメダル獲得に向けて突き進む。

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2013年3月29日のニュース