石川遼 パットの構え変え上昇 初日70、第2日68

[ 2013年3月9日 06:00 ]

左足つま先の前にボールをセットし、クローズスタンスでパット練習を行う石川

USPGAツアー プエルトリコ・オープン第1日

(3月7日 プエルトリコ・リオグランデ トランプ・インターナショナルGC=7569ヤード、パー72)
 昨年のこの大会で2位に入った石川遼(21=フリー)は5バーディー、3ボギーの70で回り、2アンダーで首位と5打差の42位で発進した。前週から新スタイルに取り組んでいるパットの調子は上向いてきた。アンドレス・ロメロ(アルゼンチン)とキャメロン・パーシー(オーストラリア)が65で首位に並んだ。8日は第2日が始まり、インから出た石川は5バーディー、1ボギーの68で回り、通算6アンダーに伸ばしてホールアウトした。

 初日は70。2位になった昨年と同じスコアで第1日を終えた石川は「まだ挽回できる」と前を向いた。好調が続くショットに加えて不振が続くパットに手応えを感じた。4、5番でバーディーを奪ったが、その後は「緊張」でパットが決まらず1アンダーで前半を折り返した。アウト9ホールでのパット数は17。しかし、「9番でパーパットを決めてから」感触をつかむとインでは13。上昇気配で終えた。

 パットの構えを変えた。ボールを左足爪先の前に置いてシャフトが地面に対し垂直になるようにした。左足重心でスタンスはややクローズ。練習では目を閉じて重心を感じながらストロークを繰り返した成果が出た。

 2日目もショットは上々。11番パー3では6Iで40センチにつけるスーパーショットでバーディーを先行させると、12番パー4も1・2メートルにつけて連続バーディー。13番でボギーを叩いたが、17番から連続バーディーを奪った。4番で2メートルを残したパーパットを沈めた際にはガッツポーズ。アウトでもスコアを1つ伸ばして68。パット数は初日より3少ない27。歯車がかみ合った。

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