レスリング五輪存続 元横綱朝青龍らがモンゴルでアピール

[ 2013年3月2日 22:12 ]

 レスリングのモンゴル協会名誉会長を務める大相撲の元横綱朝青龍、ドルゴルスレン・ダグワドルジ氏らが呼び掛け、五輪での競技存続を目指す会議が2日、ウランバートルで開かれ、アジア連盟の金昌圭会長(韓国)や日本協会の高田裕司専務理事らが国際オリンピック委員会(IOC)への嘆願書に署名した。

 ウランバートルで開催中の女子の国別対抗戦、ワールドカップ(W杯)に出場した日本など8カ国の代表者らも会議に参加し、団結を確認した。

 ダグワドルジ氏は「世界の強豪国が集まる機会に、モンゴル協会として行動を起こしたかった」と語った。レスリングの危機はモンゴルでも波紋が広がっており、今後も活動を続けるという。

 高田専務理事は「IOCに抗議するのではなく、嘆願するという姿勢をどの国にも要望した」と話した。

 W杯の開会式では各代表選手が5色の輪などを持って会場を一周し、存続を訴えた。(共同)

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2013年3月2日のニュース