大阪・住吉大社で初の土俵入り 両横綱、3000人に披露

[ 2013年3月2日 18:22 ]

大阪市住吉区の住吉大社で行われた奉納土俵入り。中央は横綱白鵬

 大相撲春場所(3月10日初日・ボディメーカーコロシアム)を前に、日馬富士、白鵬の両横綱が2日、大阪市住吉区の住吉大社で奉納土俵入りを行った。全国の住吉神社の総本宮にあたる同大社に横綱が参拝したのは1953年以来60年ぶりで、日本相撲協会によると、公式行事としての土俵入りは初めて。

 両横綱は集まった約3千人のファンを前に、両腕を広げてせり上がる不知火型を披露した。

 住吉大社によると、「横綱」は平安時代より同大社で開催された相撲会(神事相撲)で、強豪力士が腰にまとったしめ縄に誰も触れられなかった故事に起源があるといい、日馬富士は「横綱の歴史がここから始まったと聞いて、心を込めてやらせていただいた」と緊張した面持ちで話した。

 白鵬は「(住吉大社に宿舎を構える立浪部屋に)よく稽古には来ていたけど、あらためて土俵入りができて良かった。しっかりうまくいったと思う」とほっとした表情だった。

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2013年3月2日のニュース