アイホケ娘 愛称は「スマイルジャパン」 選手の希望通りに

[ 2013年3月2日 06:00 ]

愛称が「スマイルジャパン」に決まる見通しとなったアイスホッケー女子日本代表の大沢主将

 来年のソチ五輪に出場するアイスホッケー女子日本代表の愛称が「スマイルジャパン」(表記は未定)に決まりそうだ。日本アイスホッケー連盟が商標登録を出願中であることが1日、分かった。日本連盟は公募も検討していたが、最終的には選手の希望する名称に落ち着いた。ソチのリンクでも愛称の通り、最高の笑顔を花開かせる。

 初めて予選を勝ち抜いて五輪出場権を手にしたアイスホッケー女子日本代表の愛称は「スマイルジャパン」に決まりそうだ。日本連盟の奥住恒二会長(71)が都内で開かれた理事会後に「商標登録を申請して、今待っている段階」と2月下旬に商標登録を出願したことを明らかにした。早ければ今月中にも承認される見込みだという。

 五輪切符を獲得した五輪最終予選デンマーク戦の翌日、2月11日に日本連盟の坂井寿如(としゆき)強化本部長(48)が女子代表に愛称をつける考えを明かし、公募も検討していた。実際、小学生などから応募があったという。しかしスロバキアから帰国した同12日の会見で大沢主将が「みんなで“スマイルジャパンがいい”と話しています」と明かした選手の希望をくんで「スマイルジャパン」に落ち着いた。

 ただ商標登録出願にも曲折があった。極真空手(国際空手道連盟極真会館)の女子日本代表が11年から「スマイルJAPAN」の愛称を使用しているため、日本連盟が極真空手に許可を得て出願に至った。野球やサッカーの日本代表など男子のスポーツでは「侍」を使うケースが多いが、表記を変えるなどして使用していることから、極真空手は現行通り「スマイルJAPAN」を使用し、アイスホッケー女子は違う表記(未定)の見通し。

 今月7~10日には全日本選手権(帯広)、4月7~13日には世界選手権(ノルウェー)が控える。“氷上のなでしこ”がスマイルジャパンとして新たなスタートを切る。

続きを表示

2013年3月2日のニュース