東京マラソンで人命救助 消防庁「お手柄ランナー名乗り出て」

[ 2013年2月24日 22:48 ]

 24日の東京マラソンで午前11時50分ごろ、中央区の交差点で突然、男性ランナー(30)が意識を失って倒れた。男性は心肺停止状態で、近くにいたランナーたちの蘇生措置により一命を取り留めた。救助した人たちはそのまま走り去り、東京消防庁は「ぜひ名乗り出て」と呼び掛けている。

 日本橋消防署によると、中央区日本橋人形町1丁目の水天宮前の交差点で走っていた男性が倒れた。異変に気付いた女性ランナーが119番。別の男性ランナー2人が心臓マッサージをしたり、沿道の男性が交番から持ってきた自動体外式除細動器(AED)で蘇生措置をしたりした。

 倒れた男性はすぐに意識を取り戻し、病院に運ばれた。快方に向かっているという。

 救助に当たった3人と沿道の男性は名乗らないまま立ち去り、日本橋消防署は「命を救えたのはこの方々のおかげ。感謝状を贈呈したい」としている。

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2013年2月24日のニュース