猪瀬都知事 東京マラソンで五輪PR、吉田沙保里らとトークショー

[ 2013年2月24日 20:48 ]

 約3万6千人の市民ランナーらが参加し、活況だった24日の東京マラソン。大会会長を務める東京都の猪瀬直樹知事は、盛り上がりを2020年夏季五輪の招致につなげようと“コース外”をPRで駆け回った。

 早朝の新宿区・都庁前。猪瀬知事は「きょうは東京が一体になる日。大会を成功させ、五輪の実現を頑張ろう」と述べ、レース開始の号砲を鳴らした。

 午後には江東区のゴール近くの特設会場で、レスリング五輪3連覇の吉田沙保里選手らとトークショー。猪瀬知事は「五輪が決まれば、東京の看板が7年間世界中に出せる。お客もたくさん来る。いいことだらけ」とアピールした。

 夕方には、フルマラソンの最終ランナーを出迎えた後「力をもらった。招致をやらなければいけない」と話した。

 だが被災地の市民ランナーからは、東京五輪開催の意義の一つに挙げる東日本大震災の復興支援に注文も。「宮城から全国へ たくさんの支援ありがとう」と書いたTシャツを着て完走した宮城県多賀城市の伏見司さん(27)は「復興支援を掲げるなら、名目だけにならないようにしてほしい」と訴えた。

続きを表示

2013年2月24日のニュース