サントリー2季連続2冠へ 手負いの真壁が志願の先発

[ 2013年2月24日 06:00 ]

円陣で声をかけるサントリー・真壁(中央)

 50回目を迎えるラグビーの日本選手権決勝が24日、東京・国立競技場で行われ、サントリーと神戸製鋼が対戦する。3連覇を狙うサントリーは23日、府中市のグラウンドで最終調整。準決勝のパナソニック戦で負傷交代したロック真壁伸弥主将(25)はメニューを通常通りこなして、復調をアピールした。

 大黒柱が大一番に間に合った。準決勝の前半12分で負傷交代した真壁主将は前日発表された先発メンバーに名を連ね、約40分間の最終調整もきっちりこなした。負傷の箇所や程度については明らかにせず「いつも通りです」と仕上がりに自信を見せた。

 志願のメンバー入りだ。大久保尚弥監督は「日に日によくなっている。彼のチームだから、彼がいけると言えば全力でサポートする」と主将の決勝に懸ける思いを尊重した。神戸製鋼は先行逃げ切りを得意としているだけに、序盤で相手のリズムを崩せれば、勝機は広がる。「(真壁を)80分間起用しようとは思っていない。スタートで体を張ってほしい」。トップリーグと合わせてシーズン全勝、2季連続の2冠の懸かる決勝戦。指揮官は主将にスタートダッシュのけん引役を期待した。

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2013年2月24日のニュース