レスリング連盟の女性委候補に山本美憂、浦野弥生さん

[ 2013年2月23日 06:00 ]

女性委員候補の山本美憂

 日本レスリング協会は22日、都内で臨時理事会を開き、20年夏季五輪の実施競技から外れることについて対応を協議した。

 約2時間に及ぶ話し合いを終えた福田富昭会長は、国際連盟が新設を予定している女性委員会に日本から候補者を推薦することを発表。同連盟幹部は「レスリング経験者で言葉ができる人」とし、07年に女性として2人目となる世界連盟殿堂入りを果たしたカナダ在住の浦野弥生さん(42)、現在はカナダ・ヨーク大でコーチを務める山本美憂(38)の2人の世界女王を候補として絞り込むことを明らかにした。

 また、週明けには署名サイト「change.org」に日本協会がページを立ち上げ、署名活動を開始することも発表。全国の大会会場でも署名を集め、国際連盟を通じて国際オリンピック委員会に提出する考えを示した。この日は三重県の鈴木英敬知事が日本協会に嘆願書を提出するなど、レスリングを救う動きは広まりつつある。高田裕司専務理事は「今は(IOCを)刺激しないで、存続を願う声を届けるのが一番大切」と話していた。

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