五輪存続へ 日本含む10カ国会合へ 米、イランが協力

[ 2013年2月20日 11:39 ]

 2020年夏季五輪からレスリングが除外候補となった問題で、19日にテヘランで開幕した男子のワールドカップ(W杯)に合わせ、日本、ロシアなどを含めた10カ国の選手団関係者が五輪存続を目指して20日にも会合を持つとAP通信が報じた。10カ国には断交している米国とイランも入っているが、存続を目指し協力していくという。

 17日まで開かれた国際レスリング連盟(FILA)理事会のような決定力を持たないが、米国代表のミッチ・ハル・ディレクターは「われわれはイランと手を組み、さらにほかの国々と同じようにロシアとも協力するだろう」と話し、核開発問題などで対立が続くイランと連携する姿勢を示した。

 グレコローマンスタイルとフリースタイルが行われるW杯には11年世界選手権の上位国が出場。日本は21日からのフリースタイルに選手団を派遣している。

 国際オリンピック委員会(IOC)は12日の理事会で、20年五輪で実施する「中核競技」からレスリングを外す決定を下した。

 日本、ロシア、米国、イランはいずれも前回ロンドン五輪レスリングで金メダルを獲得している。(共同)

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2013年2月20日のニュース