鈴木 日本新で代表決定 日本選手権20キロ競歩

[ 2013年2月17日 13:23 ]

日本選手権20キロ競歩で、1時間19分2秒の日本新記録をマークし優勝した鈴木雄介

 陸上の世界選手権(8月・モスクワ)代表選考会を兼ねた日本選手権20キロ競歩が17日、神戸市六甲アイランド甲南大周辺コースで行われ、男子は鈴木雄介(富士通)が1時間19分2秒の日本新記録で2大会ぶり2度目の優勝を果たした。日本陸連が定める派遣設定記録(1時間20分16秒)以内で優勝の条件を満たし、代表を決めた。

 従来の日本記録は柳沢哲が2000年に出した1時間19分29秒。2位の西塔拓己(東洋大)には1分3秒差の快勝だった。3位は森岡紘一朗(富士通)とロンドン五輪代表勢が上位を独占した。

 女子は同五輪代表の大利久美(富士通)が1時間30分45秒で3連覇したが、派遣設定記録(1時間29分31秒)に届かなかった。

 ▼鈴木雄介の話 大学4年から(日本新を)狙っていて、ずっとチャンスを待っていた。記録に自信を持ってモスクワではメダルを獲りたい。

 ▼柳沢哲・日本陸連強化委員会競歩部委員の話 何の驚きもなく、ようやく破ったかという感じ。13年も切られておらず、競歩のレベルが上がっていないのではという中、上がったことを証明してくれた。

 ▼今村文男・日本陸連強化委員会競歩部長の話 ライバルがいて気象条件もそろっていた。ただ、彼にとっては中間地点で最高到達点ではない。

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2013年2月17日のニュース