沙羅 第14戦で4位以内なら無条件で総合V決定

[ 2013年2月17日 06:00 ]

今季7勝目を挙げた高梨沙羅

 【ジャンプ女子総合優勝の行方】W杯は16日終了時で残り3戦で、個人ランクトップの高梨は2位のヘンドリクソンと250点差。

 優勝には100ポイント、2位は80ポイント、3位は60ポイント、4位には50ポイントが与えられるため、高梨は17日のリュブノ大会で4位以内に入れば無条件で総合優勝が決まる。4位の場合は得点でヘンドリクソンに並ばれる可能性を残すが、同点の場合は勝利数で優先され、7勝の高梨が上回る。ヘンドリクソンの結果次第では、高梨がさらに下の順位でも総合優勝となる可能性もある。

 ◇日本人選手のスキーW杯総合優勝

 ☆荻原健司(複合)V字ジャンプを世界に先駆けマスターし、92年アルベールビル五輪の団体Vに貢献。92―93年シーズンはシーズン6勝を挙げ、初の個人総合V。前半飛躍でリードを奪い、後半距離も逃げ切るパターンを確立し、93―94、94―95年シーズンと3連覇を果たした。

 ☆上村愛子(モーグル)3Dなどエアで工夫をしてきたが、原点回帰で滑りを磨くと一気に才能が開花。07―08年シーズンは猪苗代大会からモーグル、デュアルを合わせて終盤5連勝という快進撃。最終戦を待たずにフリースタイルスキーでは初の年間王者となった。

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2013年2月17日のニュース