高橋大輔ら リンク存続へ大阪府に1億5000万円寄付

[ 2013年2月12日 19:51 ]

 大阪府は12日、アイススケートリンクなどの複合施設「府立臨海スポーツセンター」(同府高石市)の存続を求めて募金活動をしていたフィギュアスケートの高橋大輔や「支援の会」から、耐震工事費として1億5000万円の寄付を受けると発表した。

 高橋らが14日、松井一郎知事に目録を直接渡す。2015年度末までに耐震化工事を終える方針で、高橋選手が大学時代に練習に打ち込んだリンクを含む思い出の場所は存続が確実となった。

 橋下徹大阪市長が知事時代に進めた財政改革で売却が検討され、府が支援しない条件で存続が決定。松井一郎知事が昨年5月、耐震工事費約3億円の半額を募金で集めることを支援の会などに提示していた。同年10月には匿名で1億3000万円の寄付があり、存続のめどが立っていた。

 支援の会の高林永統会長(50)は取材に「目標額を達成できたのもリンク存続を求める人がたくさんいたからだ」と話した。リンクは国際基準よりも狭く、支援の会は拡張工事も要望する。

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2013年2月12日のニュース