五輪出場決定 アイホケ娘の愛称付けて!認知度UPだ

[ 2013年2月12日 06:00 ]

ソチ冬季五輪出場を決め、表彰式後に笑顔で記念写真に納まる日本チーム

 日本勢のソチ五輪切符第1号を勝ち取ったアイスホッケー女子日本代表が愛称を公募する方針であることが11日、分かった。98年長野大会以来4大会ぶり2回目の出場で、自力での出場権獲得は初めてとあって、注目度も急上昇中。企業チームもなくアルバイトで生計を立ててプレーする選手も多数いる過酷な状況にも負けずに五輪出場を決めたけなげなヒロインたちを、新愛称が後押しする。

 自力での五輪出場を決めたアイスホッケー女子日本代表が愛称を公募する。他の団体競技ではサッカー女子日本代表「なでしこジャパン」が広く知られているが、アイスホッケー女子には愛称がない。出場権獲得から一夜明けたこの日、坂井寿如強化本部長は「前向きに検討したい。一般募集したいと考えている」と明言した。98年長野五輪に開催国として出場したが、その後の3大会はいずれも最終予選で涙をのんできた。親しみのある愛称で認知度を上げるだけでなく、坂井本部長は競技普及の効果にも期待を寄せている。

 実は愛称公募は一度消滅した企画。昨年8月に何度も会議が行われ、秋の第1回日本リーグに合わせて公募する案を練ったが、最終的にはインパクトが弱く時期尚早との判断で中止になった経緯がある。「五輪出場を決めたこのタイミングであれば」と坂井強化本部長。試合を中継したNHKが番組中で募集したところ、ツバキ、白雪、オーロラなどが挙がるなど、反応も上々。ニューヒロインは最高の愛称とともにソチに臨む。

 ▽デンマーク戦VTR 延長勝ち、GWS(ゲームウイニングショット)勝ちでもC組1位となり五輪出場が決まる一戦。第1ピリオドに獅子内が先制弾を決めると、ベテラン久保が追加点。第2ピリオド序盤はデンマークの反撃に耐えて徐々にペースを取り戻し、平野、久保が追加点。第3ピリオドにも小池がダメ押し弾を決めて5-0で快勝。98年長野大会以来4大会ぶり2回目、自力では初の五輪出場を勝ち取った。

 ▽ソチ冬季五輪アイスホッケー女子 8カ国が出場。自動的に出場権がある世界ランキング1~4位のカナダ、米国、フィンランド、スイスが上位リーグ。5位スウェーデン、6位ロシアと最終予選を勝ち抜いた8位ドイツ、11位日本が下位リーグを構成。それぞれ1回戦総当たりのリーグ戦を行い、準々決勝は上位リーグ3位―下位リーグ2位、上位リーグ4位―下位リーグ1位が対戦。上位リーグの1、2位は準決勝から登場する。

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