元高見盛 初指導 言葉出ず戸惑い気味 東関親方「気付いたら言ってやれよ」

[ 2013年2月4日 17:50 ]

 大相撲初場所を最後に引退した元小結高見盛の振分親方は4日、稽古を再開した東京都墨田区の東関部屋で、親方となって初の指導に当たった。

 約1時間の軽めの稽古で、パーカ姿の親方は稽古場の上がり座敷に座り、土俵に入らなかった。戸惑い気味なのか、最初はほとんど言葉を発さずに見守るだけ。師匠の東関親方(元幕内潮丸)に「気付いたら言ってやれよ」と声を掛けられ、ようやく終盤のぶつかり稽古で若い力士に「手が開いてる。脇を締めろ」とアドバイスを送った。

 「まわしをつけた方が落ち着くか」との問いに振分親方は「そうですね。でも慣れていかないと」と語った。最後は稽古場に掲げてあった「高見盛」のしこ名が入った札を外して持ち帰った。

 日本相撲協会の職務は指導普及部の配属が決まり、3月の春場所で会場警備を担当するという。「初めての仕事ですけど、頑張りたい」と緊張した様子だった。

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2013年2月4日のニュース