帝京大、大会最多115点!圧倒19T 次はパナ退治

[ 2013年2月3日 06:00 ]

後半26分、帝京大・磯田は103点目のトライを決める

ラグビー第50回日本選手権第1日 帝京大115―5六甲ファイティングブル

(2月2日 秩父宮)
 1回戦4試合を行い、全国大学選手権4連覇の帝京大が大会最多得点記録を更新、全国クラブ大会覇者の六甲ファイティングブルに115―5で大勝し2回戦に進んだ。神戸製鋼はトヨタ自動車を20―5で下し、パナソニックはヤマハ発動機に56―14で快勝、コカ・コーラウエストは、大学選手権準優勝で初出場の筑波大を47―15で退けた。トップリーグ王者のサントリーと準優勝の東芝は16日の準決勝から登場する。

 自慢の重量FWを前面に出し、合計19トライと攻め続けた。帝京大のSO中村は「前半から自分たちの強みを相手にぶつけることができた」と満足げに話した。格下を相手にした試合とはいえ、トップリーグ4強のパナソニック戦に弾みがつく勝利となった。

 岩出監督は「今季は社会人トップ4のレベルに追いつけ、追い越せという準備はしていない」と明かした。その上で「来年度はトップリーグに勝てる準備を1年間かけてやる。今大会は少しでも次のステージに向かっていける意思、実感を持てる戦いにしようと話をしている」と宣言した。

 監督の思いを受け、選手は大勢が決した後でも気を抜いたプレーを見せることなく、トライを重ねた。前回は初戦で六甲ファイティングブルを退けた後、準々決勝で東芝に19―86で大敗した。1年たって再び格上とぶつかる。どこまでできるか、期待は高まる。中村は「1年間積み上げたものでどれだけチャレンジできるか。ぶち当たっていくだけ」と力強く語った。

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