無罪を確信していた内柴被告「まだ僕には頑張る気持ちがある」

[ 2013年2月2日 08:46 ]

08年の北京五輪で金メダルを掲げる内柴正人被告

 泥酔した教え子の大学女子柔道部員に乱暴したとして、準強姦(ごうかん)罪に問われた北京、アテネ両五輪の金メダリスト内柴正人被告(34)に対し、東京地裁は1日、懲役5年の実刑判決を言い渡した。

 入廷時はうっすら笑みさえ浮かべていた内柴被告だったが、判決が言い渡されるとうなだれるように力なく椅子に腰掛けた。控訴手続きについて説明する鬼沢友直裁判長の声を遮り、大声で「(控訴を)させてもらいます」。顔は真っ赤。今にも突っかかりそうなけんまくに、弁護士が焦って制止するほど。内柴被告は怒りを静めるように、ゆっくりと退廷した。

 閉廷後、弁護団を通じ「応援してくれる人にとっては残念な結果となったが、まだ僕には頑張る気持ちがあるので、もう少し待っていてほしい。僕は無実だ」とコメントし、即日控訴した。関係者によると、内柴被告は無罪判決を確信し、何を食べようか楽しみにしていたという。

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