園田監督が辞任 全柔連が進退伺受理 田辺コーチが代行

[ 2013年2月1日 18:12 ]

全日本柔道連盟に進退伺を提出後、記者に囲まれ頭を下げる柔道女子日本代表の園田隆二監督

 ロンドン五輪代表を含むトップ選手15人から暴力行為とパワーハラスメントを告発された柔道女子日本代表の園田隆二監督(39)の辞任が1日、決まった。この日、全日本柔道連盟(全柔連)に提出した進退伺が受理された。園田監督は「こういう形でやめてしまうのは申し訳ない。責任は私自身が一番感じている」と述べた。

 全柔連は園田監督に戒告処分を下して留任させる方針だったが、同監督が1月31日に辞意を表明。全柔連の上村春樹会長は1日、「本人の意志が固いのであれば慰留はできない」と話した。斉藤仁・強化委員長は田辺勝コーチが2月の欧州遠征中は監督代行となると明言。女子代表スタッフの再編成は3月に着手する考えで、上村会長は「(発足は)できれば新年度からが望ましい。指導力の有無を含めて強化委員会でしっかり議論したい」と語った。

 あらためて選手への謝罪を口にした園田監督は「(今後の)調査の結果を聞いて、この失敗を糧に、女性に対する接し方に気を付けながら強化につなげていきたい」と話した。同じく戒告処分を受けた5人のコーチについては「全員代えてしまったら選手も戸惑う」と留任を望んだ。

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