文科省 JOCに再調査命じる「園田監督は辞任する以外にないのでは」

[ 2013年1月31日 12:17 ]

 柔道女子日本代表の園田隆二監督による暴力問題に対し、監督官庁の文部科学省がJOCに再調査を命じた。問題発覚から事実を隠蔽し、対応が後手に回る全日本柔道連盟(全柔連)にも迅速な再検証が求められる。

 焦点になるのは園田監督の進退問題だ。全柔連は30日の時点で続投を基本線としていたが、JOCの竹田恒和会長は文科省への報告後に「JOCに人事権はないが、指導という形で話はしたい。(全柔連が)自ら決めることだと思っている」と述べた。

 国内トップの15選手から告発され、指導体制の刷新まで求められたにもかかわらず、これまで通りに指揮が執れるのか。パリで開催される国際大会への出発は2月5日に迫っている。代表チームの強化に携わった経験もある関係者は「多くの選手から訴えられた状況を考えると、園田監督は辞任する以外にないのでは」と話した。

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2013年1月31日のニュース