崖っ縁の高見盛 9日ぶり勝った!4勝目も「必死だから」

[ 2013年1月25日 17:05 ]

木村山(左)を寄り切りで破った高見盛

大相撲初場所13日目

(1月25日 両国国技館)
 幕下陥落のピンチに立つ人気者の高見盛が4勝目を挙げ、踏みとどまった。木村山を際どく寄り切り「足がよく出た。ただ一生懸命ぶつかるだけ」とつぶやいた。

 関取の座を守れなければ引退の可能性も出てくるだけに、場所を後にする時は大勢の報道陣に囲まれながら両国駅へ足早に向かった。表情には悲壮感が漂い「とにかく今は一日一番を一生懸命にやる。必死だからそれしか考えていない」と無心を強調した。

 9日ぶりの白星に館内はいつも以上の大歓声だった。「終わってから聞こえた。うれしいけど、一つ勝ったくらいで喜んでいられない」と残り2日間をにらんだ。

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2013年1月25日のニュース