アザレンカ「呼吸できない」試合中に治療 連覇王手も

[ 2013年1月25日 06:00 ]

女子シングルスで2年連続の決勝進出を決めたビクトリア・アザレンカ

全豪オープンテニス第11日女子シングルス準決勝

(1月24日 オーストラリア・メルボルンパーク)
 女子シングルス準決勝で2連覇を目指す第1シードのビクトリア・アザレンカ(23=ベラルーシ)が第29シードのスローン・スティーブンス(19=米国)を6―1、6―4で下し、2年連続で決勝に進んだ。また第6シードの李娜(30=中国)は第2シードのマリア・シャラポワ(25=ロシア)に6―2、6―2で勝ち、2年ぶりの決勝進出を決めた。男子シングルスでは3連覇を狙う第1シードのノバク・ジョコビッチ(25=セルビア)が27日の決勝に進んだ。

 アザレンカは不測の事態に見舞われたが世界ランキング1位の意地を見せ、19歳の新鋭の快進撃を止めた。第1セットを圧倒したものの、1時間8分の打ち合いとなった第2セットはブレークの応酬。5―3の第9ゲームで5度迎えたマッチポイントの好機を逃し、直後に治療のためのタイムアウト。次のゲームを執念でブレークして試合を終わらせた。タイムアウトについて「呼吸ができずにプレーができなくなった」と説明。背中を痛めた影響で肋骨が横隔膜の動きをブロックし、呼吸を妨げたという。「影響がないことを祈る」と話したが、決勝へは暗雲が漂った。

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2013年1月25日のニュース