高砂部屋136年ぶり関取消滅危機…朝赤龍休場で

[ 2013年1月14日 06:00 ]

大相撲初場所初日

(1月13日 両国国技館)
 部屋が創設された1878年(明11)6月場所から135年間、関取が所属している高砂部屋が「関取消滅」のピンチに立たされた。

 この日、部屋唯一の関取である十両・朝赤龍(31=本名バダルチ・ダシニャム)が「左足関節軟骨損傷により休場を要する」との診断書を提出して休場。部屋関係者によると「10日の出稽古で負傷した」という。全休すれば幕下に転落するため再出場する見通しだが、4勝以上を挙げないと幕下に陥落。途中出場しても、厳しい状況に立たされるのは間違いない。高砂部屋は1878年の響矢(ひびきや、のちの高見山)を最初に、横綱・朝潮、関脇・高見山、大関・小錦、横綱・朝青龍ら個性派を多数輩出。現存する相撲部屋では最も長い期間、関取が存在しているが、その栄光の歴史に終止符が打たれる可能性が出てきた。

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2013年1月14日のニュース