儀式なし 筑波大・内田啓太主将クール「いつもと同じ調整」

[ 2013年1月13日 06:00 ]

内田啓介(中央)ら筑波大フィフティーンはフォーメーションの確認を念入りに行う

 ラグビー大学選手権決勝の筑波大―帝京大は13日、東京・国立競技場で行われる。初の決勝に臨む筑波大は茨城県つくば市のグラウンドで約50分間調整。伝統校で行われる出陣の儀式はなく、いつも通りの練習で大一番に備えた。

 気持ちを高揚させる特別な演出は一切なかった。早大のように相手チームのユニホームをタックルダミーに着せて全選手の前で飛び込むことも、明大や関東学院大のように全員の前で決意表明することもない。ユニホームはメンバー発表のあった前日に渡されており、メンバーの22人だけで淡々と最終調整を行った。

 ウオーミングアップでは時折笑い声も聞こえるリラックスムード。内田啓太主将は「いつもの試合前と同じ調整です。緊張感も変わらない。明るく、集中して練習できた」と精神面の仕上がりに自信を見せた。プレーも特別なことをするつもりはない。タレント豊富なバックスにボールを供給する日本代表SH内田啓介(3年)は「いつも通り地道に我慢して、ボールを動かすところではいい球を出していきたい」と言った。国立大初の優勝が懸かる大一番を前に気負いは感じられない。いつも自然体が筑波流だ。

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2013年1月13日のニュース