五輪３連覇の野村　２年ぶりに大会出場へ

所属先の新年会で、実戦復帰を表明した柔道の野村忠宏

　柔道男子６０キロ級で五輪３連覇を果たした野村忠宏（３８）が１０日、大阪市内で所属するミキハウスの新年会に出席。「８月に国内の試合に出場します。柔道人生の集大成として、もう一回チャレンジしたい」と、今年８月の全日本実業個人選手権で２年ぶりに試合出場すると明言した。

　野村は０７年に右膝じん帯断裂。以降はケガに悩まされ、北京、ロンドンと２大会連続で出場を逃したが、１２年春ごろから練習も本格化。「まだまだ３８歳です。今だからできる柔道をつくり上げたい」と復活を誓った。