遼キャロウェイと2年契約 米拠点近くで365日練習可

[ 2013年1月11日 06:00 ]

ドライバーを手にポーズをとる石川遼

 今季から米ツアーに本格参戦する石川遼(21=パナソニック)が10日、決意とともに成田空港から渡米した。出発前には成田市内で、クラブとウエアなどで契約を結んだキャロウェイと会見に出席。年間6億円の2年間という高額契約を結んだ。石川は17日開幕のフマナ・チャレンジ(米カリフォルニア州)が今季初戦となる。(金額は推定)

 08年1月10日のプロ宣言からちょうど5年。米ツアーにいよいよ乗り込む石川は「思い出のある日なのであの時と同じ気持ちを持ち続けたい。やるべきことを忘れずにやりたい」と誓った。夢はもちろん「メジャーで勝てる選手」。将来のマスターズ制覇に向けて「大事な一年。新たな気持ちで臨みたい」と抱負を語った。

 大型契約を結んだキャロウェイも石川を万全の態勢で支援する。ツアー中は常に現地スタッフが4人いるが、石川が慣れるまでの数カ月は日本人スタッフが同行する。また、石川が家を構えた米カリフォルニア州カールスバッドにはキャロウェイの米国本社があり、そこではクラブフィッティングや練習も可能。ボーズマン社長は「いつ来てもらってもいいし、自由に打ってもらっていい」と365日開放し、試合のない週でも調整できるよう約束した。

 同社にはマスターズ3勝のミケルソンも契約。石川は「ミケルソンのウエッジへのこだわりとか打ち方に関して話を聞いてみたい」と実力者への“弟子入り”にも意欲を見せた。クラブには既に違和感はない。「大きなサポートがついているので心強い。あとは自分がゴルフに集中するだけ」と表情を引き締めた。

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2013年1月11日のニュース