DeNA エスビー食品陸上部受け入れを発表 瀬古氏が総監督

[ 2013年1月10日 14:33 ]

DeNA陸上部総監督に就任した瀬古利彦氏
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 プロ野球・横浜DeNAベイスターズを保有するソーシャルゲーム大手のディー・エヌ・エー(DeNA)は10日、都内で「新ロゴ・新事業に関する発表会」を行い、陸上チームを創設し、3月末で廃部となるエスビー食品陸上部のスタッフ6人、選手6人の全12人が移籍することを正式発表した。

 エスビー食品でスポーツ推進局長を務める瀬古利彦氏(56)がDeNA陸上部の総監督に就任する。会見に出席した瀬古氏は「今までお世話になったエスビー食品に御礼いたします。これからご支援いただけるDeNAの皆さんに本当に本当に本当に感謝いたします」と頭を下げ、「(移籍が決まり)非常にうれしく思いますが、これから先のことを思うと不安もありますし、緊張もしております。一日も早くチーム編成をして、皆さんに強いDeNAを見せていきたい」と話した。

 DeNA陸上部の一員となる田幸寛史監督(44)はエスビー食品を通じて、「世界の舞台で戦える一流のアスリートを育成することで精いっぱい貢献していく」とコメント。上野裕一郎選手(27)は「走れる環境を与えてくださったので、全力で競技に打ち込んでいきたい」と意気込んだ。

 エスビー食品陸上部は、瀬古氏が84年ロサンゼルス、88年ソウルの両五輪にマラソン代表として出場したほか、全日本実業団対抗駅伝で4連覇を成し遂げた名門。昨年8月末、経営合理化を理由に廃部が発表され、その後、移籍先を探していた。

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