大貴、今季W杯初出場も本戦出場逃す ジャンプ週間開幕

[ 2012年12月31日 06:00 ]

 ノルディックスキーのW杯ジャンプ男子は29日、ドイツ・オーベルストドルフで、ジャンプ週間開幕戦を兼ねた個人第8戦(HS137メートル、K点120メートル)の予選を行い、右膝を痛めて出遅れ、今季W杯初出場の伊東大貴(雪印メグミルク)は117・5メートルの108・9点で56位に終わり、50人による30日の本戦出場を逃した。竹内択(北野建設)は133メートルながら、着地が大きく乱れて39位、渡瀬雄太(雪印メグミルク)は43位で通過したが、清水礼留飛、栃本翔平(ともに、雪印メグミルク)葛西紀明(土屋ホーム)は予選落ちした。

 ≪助走速度速く…≫昨季4勝のエース、伊東はW杯復帰戦で予選落ちを喫した。国内ではノーマルヒルでしか練習できず、助走速度が時速90キロを超えるラージヒルで飛ぶのは今季初めて。「助走速度が速いので、踏み切るタイミングが遅れてしまった」と苦笑いした。昨季、大活躍した伝統のジャンプ週間初戦でつまずき、総合上位の可能性はなくなった。それでも気落ちした姿は見せずに「やっていけばスピード感には慣れていく。今できることをやるしかない」と頭を切り替えた。

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2012年12月31日のニュース